2025年度最新版!!京大数学科が教える共通テスト数学対策【前編】

センター試験に代わり、2021年度から実施されている共通テスト。特に共通テストの数学は、2025年度から新課程に対応することになり、変化し続けています。
そのため、今まで通りの対策では太刀打ちできない可能性が高く、苦戦している受験生が多いのが現状です。高得点を取るためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか?
具体的な対策を考える前に、まずは共通テスト数学では受験生に何が求められているのかを考えてみましょう。
この記事では、共通テスト数学の基本的な情報と出題意図・出題傾向など受験生に求められている能力とは何かをお伝えします。
また、後編にて共通テスト数学で高得点を取るための対策をお伝えしますので、お楽しみに!
共通テスト数学の概要
はじめに、共通テスト数学の基本情報は以下の通りです。
科目 | 配点 | 試験時間 | 2025年度平均(昨年比) |
---|---|---|---|
数学Ⅰ・A | 100点 | 70分 | 53.51点(+2.13点) |
数学Ⅱ・B・C | 100点 | 70分 | 51.56点(-6.18点) |
2024年度と比較すると、まず数学Ⅱ・Bに数学Cが追加されて試験時間が60分から70分へ変更されています。ちなみに、数学Ⅰ・Aも2024年度に試験時間が60分から70分へ変更されています。もちろん試験時間が増えた分、問題数も増えているため多くの問題をこなしていく体力も必要になっていると言えるでしょう。
さらに平均点について、数学Ⅰ・Aでは昨年と比べて誘導がやや易しかったこともあり平均がわずかに上がりました。一方で、数学Ⅱ・B・Cでは昨年から出題傾向に大きな変化は無かったものの、試験時間や出題分野に変更があり対策が難しかったためか平均が下がっています。
続いて、数学Ⅰ・Aおよび数学Ⅱ・B・Cの出題分野と配点についても整理します。
【数学Ⅰ・A】
問題 | 必答・選択 | 分野 | 配点 |
---|---|---|---|
第1問 | 必答 | 数と式、図形と計量 | 30点 |
第2問 | 必答 | 2次関数、データの分析 | 30点 |
第3問 | 必答 | 図形の性質 | 20点 |
第4問 | 必答 | 場合の数と確率 | 20点 |
数学Ⅰ・Aでは、2025年度から「整数の性質」が削除された影響で全問必答となっています。
【数学Ⅱ・B・C】
問題 | 必答・選択 | 分野 | 配点 |
---|---|---|---|
第1問 | 必答 | 三角関数 | 15点 |
第2問 | 必答 | 指数・対数関数 | 15点 |
第3問 | 必答 | 微分・積分 | 22点 |
第4問 | 4つの中から3つ選択 | 数列 | 16点 |
第5問 | 統計的な推測 | 16点 | |
第6問 | ベクトル | 16点 | |
第7問 | 複素数平面 | 16点 |
前述の通り2025年度から数学Ⅱ・B・Cに数学Cが追加されたため「複素数平面」の大問が追加されたり、大問数が5つから7つに増えたり、選択問題の配点が40点から48点に増えたりといくつかの変更がありました。
共通テスト数学の出題傾向や出題意図
共通テスト数学で高得点を取るには具体的な対策方法等の細かい視点も大切ですが、出題傾向や出題意図などの概略的な視点も重要です。
センター試験を含む従来から変わらない出題傾向・出題意図、逆に2025年度の新課程対応から始まった新しい出題傾向・出題意図は以下に示す通りです。
1. 数学の問題発見から解決までの過程を正しく追えるか
共通テストは定期テストのように単なる小問集合ではなく、1つのテーマを複数の視点から一連の流れで考察します。
そのため、途中で方針を勘違いしてしまうと後続の問題がほとんど解けなくなってしまうこともあるため、過程を最後まで正確に追う力が求められます。
2. 日常的な会話などの長い問題文から必要な情報を正確に抽出できるか
センター試験とは異なり共通テストでは様々な事象を日常会話の中で数理的に捉えることが特徴的です。
そのため、問題を解くには不要な会話部分も存在しており文章量が多いですが、問題の仮定となる重要な箇所を素早く正確に読み取ることが大切です。
3. ⽬的に応じて数、式、図、表、グラフなどの数学的な表現を⽤いて処理できるか
共通テストでは、一見すると複雑に見える問題設定であっても図示することで状況を把握しやすくなることも少なくありません。
数学Ⅰ・Aの「2次関数」や数学Ⅱ・B・Cの「微分・積分」など図示しながら解くことが定番となっている分野があることも事実です。
4. 解決過程を振り返り、得られた結果を意味づけたり、活⽤したり、統合的・発展的に考察したりすることができるか
各大問の後半部分に多く見られますが、今まで一連の流れで考察した方針を基に少し問題設定が異なる状況を考察することがあります。
問題設定が異なっていても既に考察してきた方針を活用すれば簡単に解ける一方で、その方針を正確に理解できていなければ新しい問題を一から解くようなことになり、時間が足りなくなってしまいます。
※「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」より一部抜粋
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